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シングルマザーにとっての起業

この記事では、シングルマザーの方や、シングルマザーになる予定の方が、「起業してみよう」や「起業した方が良いのではないか」と考え始めた時に知っておくべき内容について解説します。

※この記事は、日本で良く知られている用語である為にシングルマザー(single mother)という用語を使っていますが、性別など関係なく、シングルペアレント(single parent)の方に向けた内容となっています。もちろん、シングルファーザー(single father)の方もお読み下さい。

実は、シングルマザーの方で、起業を考える方は少なくありません。ですので、起業を意識されたシングルマザーの方は、「自分は特殊かな?」などと思われる必要はありません。ご安心下さい。

そして、この後、詳しくご紹介しますが、もちろん、シングルマザーの方が起業を意識されるのには理由があります。

シングルマザーが起業を考える3つの理由

まず、「なぜ、シングルマザーの方で起業を考える方が少なくないのか」という理由を3つの視点からご紹介します。それを確認しておいて頂くことは、ご自身の起業を検討する上でも有益です。

普通の会社員勤務を続けることが難しい

シングルマザーであっても、シングルマザーではない家庭と同じように会社勤めが出来る環境の方もいらっしゃいます。そういった方は、「シングルマザーだから」といった事情を気にされる必要はないでしょう。

しかし、シングルマザーの中には、他の方よりも制約のある働き方しか出来ない方がいらっしゃいます。そして、その代表的な制約は、「勤務場所」と「勤務時間」です。説明は不要だと思いますので省略します。

残念ながら、日本において、こうした制約があると、「自分が望む仕事に就けない」と感じる方が少なくありません。この点については、今後も社会・会社側の改善は続くでしょう。しかし、次で紹介する理由によって、シングルマザーの方が起業を望まれる状況は変わらないかもしれません。

会社員勤務を続けても満足できる生活が送れない

シングルマザーの方は、シングルマザーであるという事情から、他の家庭以上に、「自分は、子供の為にもっと時間を使いたい」という希望を強くお持ちになる事が少なくないようです。

そのような気持ちをお持ちになるシングルマザーの方の多くは、シングルマザー以外の方と同じように勤務する事に否定的な結論を出されます。そして、時間を捻出しやすいキャリアとして、起業が検討の土台に上がります。

その他にも、キャリア上昇志向の強い方の場合、残業や休日出勤などで無理が利かない事を理由に、キャリアチェンジを検討される事があります。

起業しなくても起業に近い職種で仕事をする事が多い

また、シングルマザーとして自分で満足出来る仕事を探した結果、起業しているのと変わらない事に気づかれるケースもあります。

シングルマザーになってから仕事を探される場合、仕事の進め方が自由になる職種を探されるケースが多いのですが、結果、見つかる仕事は、「個人事業主として仕事をしている」状態に近い場合が多いのです。

イメージして頂きやすい仕事内容としては、「保険などの商品の販売員」や「ライターや翻訳家」などでしょうか。こうした仕事は、時間の使い方が比較的自由になる事が多い為、シングルマザーの方に好まれます。しかし、こうした職種での勤務は、一従業員として会社として雇用されていた場合であっても、個人事業主に近い面を持ちます。

このような場合に、「どうせならば、正式に起業した方がメリットが大きいのではないか」と意識されるのは自然な事であると思います。

シングルマザーが起業するメリット

シングルマザーにとって、起業するメリットは、前述の「シングルマザーが起業を考える理由」そのままです。

すなわち、まず、
・労働時間が自由になる
・労働場所が自由になる
という2点が基本的なメリットになります。

そして、これに以下の1点を加えて、
・会社員よりも収入を増やせる可能性がある
以上の3点が、シングルマザーにとっての起業のメリットになると言えるでしょう。

シングルマザーが起業するデメリット

では、逆に、シングルマザーが起業するデメリットとはなんでしょうか。

これは、基本的には、シングルマザー以外の方が起業した場合のデメリットと同じです。

すなわち、「起業した事業が失敗してしまうかもしれない」という事に関連する問題点です。

より具体的には、「起業の失敗に伴って失業し、再び、仕事を探さないといけなくなるリスクがある」といった事や、「起業の為に準備したものが無駄になる」といった事になります。

ただし、後でも触れますが、シングルマザーの起業は、実は、リスクは比較的低いと考えて頂いて良いでしょう。

なお、現在、収入がない場合、「準備期間が必要となる」という点をデメリットに感じる方もいらっしゃいます。

シングルマザーが起業について判断する方法

起業すべきかどうかを判断する手順

では、起業を考え始めたシングルマザーの方は、どのように「起業すべきかどうか」の判断を行えば良いのでしょうか。

実は、これは簡単です。

起業にメリットがある事は明白です。

ですから、少しでも「起業してみても良いかもしれない」とお考えであれば、真剣に起業を検討してみる事です。

具体的に起業の計画を立ててみるまでは、起業した場合のメリットとデメリットを比較する事は出来ません。ですから、起業の計画を具体的に行い、その上で、比較してみれば良いのです。

比較して、デメリット(リスク)が大きすぎるという結論になったら、止めれば良いだけの事です。その場合は、納得して、自分にあった会社勤めを続ければ(始めれば)良いだけです。

そして、実際に事業をスタートさせない限り、デメリットは現実には発生しません。検討する事を迷っているだけ、時間の無駄と言えるでしょう。

なお、シングルマザーが起業で失敗する可能性は、他の一般的な起業よりも低いケースが多いようです。これは、シングルマザーの方は、起業をする理由が明確になっている為に、現実離れした目標を立てたりするケースが少ないからでしょう。

自分だけで行ってはいけない起業判断について

ただし、ここで、重要な注意喚起をしておきます。

特に、起業に慣れていない方の場合、起業の計画において、リスクを正確に見極める事は不可能に近いと言えるほど困難です。必ず、経営の専門家に、「自分が行おうとしている事業のリスク分析」を頼むようにして下さい。それが、貴方を失敗から救うでしょう。

事業を始めてから、その事業のリスクが高い事に気付いた場合、事業は失敗してしまう可能性が高いでしょう。ですから、事前に、出来る限り正確にリスク分析をしておく事は非常に大切なのです。

出来れば、起業を検討する段階から、起業に関する専門家に相談して頂きたいところです。

そうする事で、上記とは逆に、実際には起業で成功出来る可能性があるのに、「自分の起業は失敗する」と思ってしまう事態を避ける事も出来るでしょう。貴方が「起業で成功出来る可能性」は、貴方自身では見つけ辛い事もあるのです。

シングルマザーが起業する場合に向いている業種・職種とは

シングルマザーの方からの起業に関する相談で、「シングルマザーに向いている業種や職種はなにか」という質問を頂く事があります。

結論から申し上げますと、シングルマザーに向いている業種・職種は特にありません。その点については、あまり気になさらない方が良いと思います。

確かに、この記事の前半で述べたようなメリットを出しやすい業種や職種があるのは確かです。しかし、それ以上に、本人の適正と合っている事の方が重要です。そして、昨今は、かなり広い範囲の業種や職種で、仕事のスタイルを工夫した起業は可能になってきています。

もちろん、一般的な起業と比べれば、起業を計画する段階で、「仕事のスタイル」を工夫する必要があるのは確かです。ですが、適正のない業種や職種で起業して失敗するよりは、自分にあった業種や職種で起業される事をお勧めします。

起業したい職種はあるが、それを実現させる「仕事のスタイル」が組み立てられそうになく、諦めてしまいそうな場合には、ビジネスモデルに詳しい経営の専門家に相談する事をお勧めします。殆どのケースで、解決が可能でしょう。

なお、自分が理想としていた生活を送る為には、起業後も仕事のスタイルについては工夫し続ける事になるでしょう。ですから、起業後に様々な相談が出来るアドバイザーを早めに見つけておくという意味でも、起業の段階から信頼出来る専門家を見つけておく事はお勧めです。

シングルマザーが起業するベストなタイミングとは

シングルマザーの起業を取り巻く環境

そして、もう一つ、起業を考え始めた貴方に、どうしても知っておいて頂きたいことをお伝えします。

それは、「起業するなら、その検討を後回しにしないで下さい」という事です。

これは、起業のプロの知識というよりも、ファイナンシャルプランナーの専門領域ですので、多くの起業相談の現場でも見落とされがちな点かもしれません。

細かい理由については省きますが、実は、子供が小さい方が(場合によっては、生まれる前の方が)、起業を準備したり、開始したりするには向いているのです。

多くの方が思われている、「子供が大きくなるにつれ、自分の時間が自由になるはず」という予想自体は間違ってはいません。しかし、子供が大きくなるにつれ、子供が必要とするお金は多くなります。それに加え、多くの親は、「もっともっと子供にお金をかけたい」と望むようになります。

こうなってからでは、起業は難しいのです。事業スタートの為の資金の捻出という面でも問題がありますし、それ以上に、「もっと早くに起業しておけば、今ごろは十分なお金があったはずなのに」という後悔をしてしまう事になるのです。

起業の結論をすぐに出すメリット

多くのシングルマザーの方は、「今は忙しいから、状況が落ち着いてから」と仰います。しかし、このような事情から、後から「もっと早くに起業しておけば」と後悔する方が多いのです。

こうした後悔は、十分に起業を検討して、その結果、「自分に起業は無理だ」と諦めていたのであれば防げたでしょう(その場合は、別途、ファイナンシャルプランナーに相談をして、子供の将来の為の資金を確保する事をご検討下さい)。

そして、ここで書いた傾向は、かなり子供が大きくなるまで続きます。すなわち、今、子供が何歳であっても、遅すぎるという事はありません。起業を意識した今が、起業について作業を始めるベストタイミングであるとお考え下さい。

余談ですが、当社が起業相談をお受けした場合には、当社に在籍しているファイナンシャルプランナーがフォローする体制を組んでいます。これによって、起業に関する判断をより適切にお手伝い出来ますし、「起業しなかった場合のファイナンシャルプランに関するご提案」も可能となります。

シングルマザーが起業を意識した時に考えるべきこと(まとめ)

  • シングルマザーが起業によって得られるメリットは大きいです。特に、労働時間や労働場所の面で、望む環境が手に入れられる可能性があります。
  • 更に、起業によって、より多くの収入が得られる可能性があります。そして、それは、自分の子供により多くのお金をかけられる未来に繋がります。
  • こうした理由から、シングルマザーが起業を意識する事は自然でしょう。
  • シングルマザーの起業については、悩むよりも、まず、具体的に起業を計画し、その上で、メリットとデメリットを比較して決めるべきです。検討せずに悩むのは時間の無駄です。
  • 仮に起業について検討し、その結果、起業しない結論となっても、それは起業以外の方法によって満足度の高い生活を送る事に繋がります。
  • そして、起業について検討するのであれば、今すぐ行うべきです。「今は忙しい」や「もう少ししてからの方が起業には向いている」という考え方で検討を後回しにして後悔する人は少なくありません。
  • 起業の検討、特にリスク分析においては、経営の専門家の意見を聞くようにして下さい。自分だけでの判断は危険です。起業の専門家の意見を聞くことで、自分では見えていない起業の可能性に気づく事が出来る場合もあります。

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