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  • 資金が不安でも大丈夫!起業に必要なお金についての考え方

起業とお金

起業を考えていても、お金のことが気になってしまう人は多いでしょう。

この記事では、そういった人の為に、「いくらあれば、起業して良いのか」や「どうやって、起業に必要なお金を用意すれば良いのか」といった質問に答えます。

この記事で、起業のお金に関する不安を解消して下さい。

お金の問題は起業にとって大事か

最初に結論を申し上げてしまうと、「起業において、お金のことは心配すべきではない」という事になります。

もちろん、お金の問題は大切です。その点は誤解しないで下さい。

しかし、もし、貴方が、「お金の事が心配で、起業するかどうか悩んでいる」という状態なのであれば、「心配しなくて良い」という結論になります。そんなことで悩む時間があるのでれば、ほかの事について悩むべきなのです。

この記事を最後まで読んで頂ければ、その理由については納得して頂けるはずです。

起業の為のお金についての考え方

起業に必要な最低金額とは

まず、起業に必要な「額」について確認しておきましょう。

この点については、世の中に様々な情報があふれているようですが、起業を成功させたいのであれば、シンプルに考える事をお勧めします。

昔は、「会社を作るための最低金額」といった決まりがありました。しかし、そうした金額についての制限は既に撤廃されています。

ですから、「貴方の起業に必要となる金額」は、「事業が軌道にのるまでの間に、貴方の事業が必要とする金額」です。

なお、「軌道にのる」という表現についてですが、ここでは、「お金が安定的に稼げるようになった状態」と理解して下さい。

起業に必要な金額の算出方法

では、「その貴方が必要とする具体的な金額がどのくらいなのか」という事が気になると思います。

しかし、それは、貴方が予定している事業の内容を詰めないと解りません。

同じように見える事業であっても、小さな違いで「必要となる金額」が大きく変わる事もあります。こうした点を無視して、「○○円あれば起業出来る」などとアピールしている宣伝には惑わされないようにして下さい。

逆に言えば、貴方が必要とする資金の額は、「事業の計画を詰めていくことで、自動的に解るもの」なのです。

お金が理由で立ち止まるべきではない理由

そして、「事業の計画」は、必ず行うべき作業です。事業計画を立てずに起業が成功する事は、まずあり得ません。

ですから、少しでも起業に関心があるのであれば、まずは、事業の計画を具体的に立ててみるべきなのです。お金が心配だからといって、立ち止まるべきではないのです。

もし、事業の計画を自分一人で立てる自信がない場合には、「専門家に相談する」という方法もあります(この点については、後でも触れます)。

そして、事業計画を立てた後に、「お金の問題で、起業を取りやめる事になった」、というケースは殆どありません。ですから、安心して下さい(その理由は、この後すぐ解説します)。

起業に不足する金額についての考え方

起業における資金調達とは

事業計画がある程度完成し、「必要となる金額」が計算出来たとしましょう。

その金額を見て、貴方は「お金が足りない」と考えるかもしれません。そして、「お金が足りないから、起業は無理」と考えてしまうかもしれません。

しかし、その考え方は間違っています。

もし、貴方の事業計画が「魅力的」で「実現可能」なものであり、そして、貴方の「身の丈にあった」ものであれば、実は、貴方が必要とする金額は、外部から調達出来ます。

なお、この外部からお金を調達する事を、「資金調達」と呼びます。

資金調達の心配はしなくて良い理由

今は、「有望な事業にお金を提供したい」と思っている人たち(組織)が多く存在する時代です。

お金を調達したい貴方が意識しなければならないことは、「そうした人たち(組織)に、お金を出したいと思わせられるかどうか」、という事だけなのです。

このように書くと、難しく感じてしまうかもしれません。

しかし、心配する必要はありません。そうした人たち(お金の出し手)に、「お金を出しても良い」と思わせる為の作業と、貴方が起業で成功する為に準備する作業は、ほとんど同じだからです。

ですから、「成功する為の起業の準備」をしっかり行えば、「貴方はお金の心配をする必要は、ほとんどない」という結論になるのです。

これが、冒頭からご紹介している、「お金のことは心配しなくても良い」理由です。

起業に必要なお金を調達する具体的な方法

資金調達方法の基本

ここで、外部からお金を調達する方法について紹介しておきましょう。

ただし、ほとんどの小規模な起業においては、「自分のお金」と「銀行からの借入」および「銀行以外(知人など)からの借入」の3つの方法で準備する事になります。

その他の方法については、話題にあがる事があるので紹介していますが、あまり気にする必要はありません。

銀行以外からの借入

まず、家族や知人・友人からお金が借りられるのであれば、それは検討しても良いでしょう。

ただし、当たり前の事ですが、そのお金は、将来、返す必要があります。そして、万一、返せなかった場合には、「人間関係が、おかしくなる」危険性がある事は十分に理解しておいて下さい。

また、後で揉めないように、親しい関係の相手からの借入であっても、きちんと契約書は作成するようにして下さい。書式は、参考例が本などに載っていますし、心配であれば、弁護士などの専門職に作ってもらう事も出来ます。

銀行からの借入

銀行からの借入と聞くとハードルが高いように感じる人もいるでしょう。しかし、起業者向けには、公的な融資(貸付)が存在します(日本政策金融公庫による融資など)。安心して下さい。もちろん、民間の銀行から借入する事も出来ます。

なお、当たり前の事ではありますが、借りたお金は返す必要がありますし、別途、金利を支払う必要もあります。ただし、それ以上の複雑な関係は生まれませんので、ほとんどの起業においてお勧めです。

申込手順は公開されていますので、必要書類を揃えて申込することになります。

なお、審査の緩さを期待して、銀行以外の業者からの借入(消費者金融からのキャッシングやカード会社のローンなど)を考える方もいらっしゃいますが、金利や返済期限の設定から好ましくありません。できる限り避けるようにして下さい。

株主からの出資受入

もし、貴方以外にも、貴方の会社の経営に携わりたいという人がいる場合には、借入ではなく、出資というかたちでお金を出して貰う事が出来ます。

この方式を利用するメリットは、「出して貰ったお金を、返す義務がない」ということです。ただし、これは定期的にお金を返す義務がないだけであって、配当などのかたちで、お金を支払う事は期待されます。

そして、出資して貰うと、原則として、相手には永遠にお金を支払う事になります。この点は、この方式のデメリットと言えるでしょう。

また、出資した人は、貴方の事業に口を出す権利も得ます。ですから、「共同経営者として、その人の言うことならば受け入れる」と思える相手以外からお金を出して貰う事は止めるようにして下さい。

ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家と呼ばれる人達(組織)から出資を受けた場合も、この内容は当てはまります。なお、会社の場合には、お金を出した人は、株主と呼ばれます。

クラウドファンディング

貴方が商品化したいアイデアや事業目的を公表し、それに賛同してくれる人から資金を集めるという資金調達方法です。

話題の資金調達方法の一つですが、この方法によって資金調達が出来るケースは限られています。

また、原則として、資金調達の対価(お金を出してくれた人に、代わりに何を提供するのか)を約束する必要がありますが、起業準備段階で、そのような約束をする事にはリスクを伴います。ですので、起業の資金調達に使う事はお勧め出来ません。

起業して事業が安定した後に、「もう少しお金があれば、確実に○○が実現出来る(商品が作れるなど)」、そして、その「○○の為には、お金を払ってくれる人が多数いる」と思えた時に活用を検討することをお勧めします。

その他の話題の資金調達方法

この他にも、ICOなど様々な新しい資金調達方法が世の中には存在します。それぞれの資金調達方法について研究し、そのリスクを十分に理解した上であれば、そうした方法を活用するのも良いでしょう。しかし、基本的には、そうした手法はお勧め出来ません。

忘れてはならないのは、「お金を出す側には、出す理由(期待するメリット)がある」ということです。そして、その期待に答えることは、決して楽な事ではありません。

そうした方法は、一見、銀行から借入するよりも、楽に見えるかもしれません。しかし、銀行借入のハードル(コスト)が下がっている昨今であれば、銀行以外の資金調達方法をわざわざ検討する必要性は低いのです。

「銀行から借入出来ないから、他の方法で資金調達する」という考え方もあるでしょうが、銀行の融資担当者を説得出来ない事業プランなのであれば、結局、起業は失敗する可能性が高いでしょう。何か事情がある場合を除いて、複雑な手法による資金調達はお勧め出来ません。

起業に必要なお金の調達を成功させる方法

能力不足でも起業を諦める必要はありません

さて、ここまで、「起業に必要なお金についての考え方」と「資金調達の方法」について説明をしてきました。

ですが、能力不足などの理由で、「準備を進める自信がない」、または、「実際に資金調達を試みたが失敗してしまった」という方もいらっしゃるでしょう。

しかし、そのような場合でも、起業を諦める必要はありません。

当然の事ですが、起業する際、起業に必要とされる能力全てを持っている人は殆どいません。

ですから、貴方が「お金の問題」について能力が不足していたとしても、それは、貴方が「起業をしてはいけない」という事にはならないのです。お金を出してくれる(資金調達の)相手も、貴方が完璧な人間である事を求めている訳ではありません。

自分でお金の問題を解決出来ない場合の解決方法

足りない能力については、自分以外の人の能力を活用すれば良いだけの事です。

事業計画に関しては、経営に関する専門家がいます。お金を貯める事については、家計の専門家がいます。こうした専門家に手伝って貰えれば良いだけなのです。

もし、「誰に相談すれば良いか」が解らなければ、起業全般の相談にのってくれる専門家に助けを求めれば大丈夫です。

とにかく、「お金の事が良く解らない」や「お金の事が漠然と心配だから起業が進められない」といった状態でストップしているのは、非常に勿体ないのです。

ぜひ、そこから一歩を踏み出して下さい。そして、自分が考えている「起業」が実現出来るものなのかどうか、真剣に検討する作業に進んで下さい。それが、貴方を「将来の後悔」から救います。

起業に必要なお金で悩んでいる人へ(まとめ)

  • 起業にお金の問題は重要。ただし、お金の問題が心配だからといって、立ち止まるべきではない。
  • 起業に必要なお金は、実際に事業計画を立ててみないと解らない。少しでも起業に関心があるのであれば、まず、その作業に着手すべき。
  • ただし、事業が実現可能なものなのであれば、お金の問題はほとんど心配しなくて良い。今は、お金を出して貰える仕組みがある。
  • お金に関して自信がない場合には、専門家に手伝って貰うことも出来る。

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